小学生の子どもにも口臭の可能性があるって本当?
作成日:2016/11/14
更新日:2021/04/16
子どもでも、様々な原因で口臭が発生することがあります。「まさか子どもに口臭なんて」と思うかもしれませんが、口臭は大人特有のものではありません。
その原因と対策について見ていきましょう。
子どもの口臭の主な要因
子どもの口が臭う現象には、以下のような要因が考えられます。
歯磨きがうまくできていない
歯磨きの苦手な子どもは多いものですが、お口の粘膜からはがれた細胞のタンパク質、歯肉から滲み出る浸出液や唾液中のアミノ酸などをエサにして、お口の細菌が増えてしまいます。すると、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物が発生するばかりか、歯周病も進んでしまいます。特に子どもは歯科医院に行くのが嫌で我慢する傾向にあるため、気づいた時にはかなり症状が進行していることもあります。口が開けっ放しになっている
口呼吸する癖のある子どもは、口腔内が乾燥してしまいがち。抗菌作用のある唾液が充分に働かなくなるため、雑菌が増えて口臭が発生します。鼻などの病気
鼻がつまると、呼吸が苦しくて口呼吸になりやすく、唾液による自浄作用が低下するので、口臭の原因となります。他にもウイルス性の風邪や胃腸の病気が原因のケースもあります。
子どもの口臭の改善方法
では、子どもの口臭を改善・予防するために有効な方法をご紹介しましょう。
歯磨きを徹底させる
小学生になると一人で歯磨きする子が多くなりますが、子どもに任せっきりにせず正しいやり方をしっかり指導してあげましょう。できれば毎食後の歯磨きが理想的。仕上げをチェックし、「ここが磨けていない」など教えてあげてください。また、デンタルフロスを使って歯間掃除をすることを習慣づけてあげましょう。定期的な歯科医院の受診
虫歯がないかチェックするためにも、定期的に歯科医院に通うと良いでしょう。また子どもでも歯石は溜まるため、取り除いてあげると口腔内を清潔に保てます。よく噛んで食べることを教える
口が開けっ放しになる原因のひとつに、口周りの筋肉の弱さが挙げられます。噛む力を鍛えることで唾液の分泌が促されるため、「しっかり噛んで食べよう」と指導しましょう。そのために、噛み応えのある野菜や果物を食べることをオススメします。小まめな水分補給を促す
口腔内の乾燥を防ぐために、適度に水分補給させましょう。その際、甘いジュースだと虫歯の原因になってしまうため、水やお茶などがオススメです。
小さな頃からのケアが大切
大人になってからも口腔内の健康をずっと保っていくためには、小さな頃からオーラルケアを習慣づけることが大切です。歯磨きを徹底し、お口を清潔に保つ大切さを教えてあげましょう。
また、薬用リステリン®は小学生から使用できるため、歯磨きと併せて使用してみてください。