口臭とその対処法は?

口臭とは?(そしてその対処法は?!)

口臭があるというのは、それが慢性的な問題であっても、たまにしか起こらないことであっても恥ずかしいことです。悪臭に気付いた人は、あなたと話すとき距離を保つようになるかもしれません。この気まずい状況は、プライベートや仕事など、あらゆる場面に影響を与えます。

友人や同僚に距離を置かれないように、口臭症になる前に、口臭とは何かや原因は何か、そして口臭の対処法について知っておきましょう。自分が問題を抱えていることにさえ気付いていないとしたら?口臭のサインや原因(そしてその対処法)は、かなりわかりやすいものばかりです。

口臭の一般的な原因

口臭の原因を理解することは、最善の治療法を見つける第一の重要な要素です。さまざまな要因を状況別に考えてみましょう。

起きてすぐに口の悪臭に気付くことがあります。これは寝起きの口臭(モーニングブレス)として知られ、歯を磨いたり、マウスウォッシュを使ったりすると大抵なくなります。

口臭の原因の代表的なものは食べ物の選択です。食べた後に口臭が残りやすい食品には、魚、ニンニク、タマネギ、コーヒーなどがあります。これらの食品は食べるときを選んで摂取し、食べた後はお口をキレイにしましょう。このような食品は、繊維質の多い生鮮食品と合わせると臭いが中和されます。

食後に口臭除去効果のあるマウスウォッシュやデンタルリンスを使用するのもおすすめです。
歯磨きだけで除去される歯垢は、わずか約30~53%であることが研究で明らかになっています。このため、口全体をキレイにするには、デンタルケア習慣を改善する必要があります。歯磨き、フロス、マウスウォッシュによるすすぎを行うことが重要です。

口臭を防ぐ方法は?

口臭の最善の対処法は、まず予防をすることです!毎日のホームケアをしっかり続けて、口腔内を衛生的に保つことから始めましょう。歯は1日2回以上、丁寧に磨きます。次に、フロスを歯の間に入れ、歯肉線の下までやさしく動かします。

その後、タングスクレーパーや舌クリーナー付きの歯ブラシを奥から舌先へ滑らせ、舌の汚れを落とします。最後に、抗菌作用のあるマウスウォッシュでお口をすすぎ、ブラシやフロスで届きにくい部分に残っている細菌を除去します。また、歯科医による予防のための歯のクリーニングも、年に2回(6か月ごと)以上忘れずに行いましょう。

歯医者に行くタイミング

口の健康習慣を続けていて、マウスウォッシュや抗菌力のあるうがい薬などのデンタルケア製品をいろいろ試しても、症状が改善しない場合は、歯科医に相談してみましょう。

*Slot DE, Wiggelinkhuizen L, Rosema NA, et al. The efficacy of manual toothbrushes following a brushing exercise: a systematic review. Int J Dent Hyg. 2012;10(30):187-197