口臭と口臭症の違いは?

口臭 vs 口臭症:その違いは?

臭い息!病気が原因のものや刺激の強い食品を食べた後など、誰もが一度は経験しています。では、口臭の原因は何でしょう?また、口臭症との違いは何でしょう?

ほとんどの人は、口臭は食べ物によって引き起こされると考えています。もちろんそういった場合もありますが、いつも息が臭かったり、口臭症がある場合は、お口や体からの何かのサインかもしれません。
口臭や口臭症はいずれも不快な息の原因です。通常、どちらも同じ意味で使われていますが、口臭症は特に、慢性的で重度の繰り返し起きる口臭(お口の悪臭)を指す傾向があります。

口臭は断続的に起こり、ニンニクなどの臭いの強い食品を食べた後数時間後に起きるものや、朝歯を磨く前に気付く「寝起きの口臭」として知られるものがあります。口臭症の場合、お口の悪臭が日常的にあり、マウスウォッシュや殺菌力のあるうがい薬を使用しても症状が治まらないと感じることがあるでしょう。

口臭症の原因は?

英語の「Halitosis」(口臭症)は、ラテン語の「halitus」(呼吸した空気)と「osis 」(病的な変化)に由来する言葉で、通常、口腔内の空気や息の嫌な臭い、不快な臭いを意味します。歯科医が口臭症を説明するときに使う言葉には、口臭のほかにも口内悪臭や口気悪臭などがあります。

口臭は硫黄化合物によって形成され、口腔内の原因によるものと、体内に原因があるものがあります。
これは非常に一般的な症状で、一般の人々の50%以上は口臭症があります。口臭症の原因はさまざまですが、その90%は口と唇に起因し、不良な口腔衛生、歯周病、舌の汚れ(舌苔)、食品の影響、汚れた義歯、詰め物や被せ物の問題、口腔がん、のどの感染症などがあります。

歯医者に行くタイミング

お口の健康習慣を続けていて、マウスウォッシュなどの製品を試しているのに口臭症がなくらない場合や、息の臭いを消す方法がわからない場合は、歯科医に相談してみましょう。